Claude マニュアル

Claude とは?— 全体像をつかもう

「AI が便利らしいけど、何から始めればいいの?」「ChatGPT は聞いたことあるけど、Claude って何が違うの?」

そんな疑問を持つ方のためのページです。このページを読めば、Claude の全体像がつかめて、自分がまず何を試せばいいかがわかります。

Claude は「安全性を重視した」AI アシスタント

**Claude(クロード)**は、AI 企業 Anthropic(アンソロピック)が開発した AI アシスタントです。文章の作成、質問への回答、データの分析、プログラミングの補助など、幅広い知的作業をこなします。

ChatGPT(OpenAI 社)や Gemini(Google 社)と同じ「大規模言語モデル(LLM)」と呼ばれる技術がベースですが、Claude には以下のような特徴があります。

  • 安全性へのこだわり — Anthropic は「AI の安全な開発」を掲げて設立された企業です。Claude は有害な回答を避けるよう慎重に設計されています
  • 長い文章の理解が得意 — 最大 100 万トークン(日本語で約 50 万文字、文庫本 5〜6 冊分)の文脈を一度に処理できます
  • 自然な日本語対応 — 日本語での会話や文章作成が自然で、ビジネス文書の作成にも適しています
  • 作業の代行ができる — ただ質問に答えるだけでなく、ファイルの編集やコードの実行など、実際の作業を代行する「エージェント」としても使えます

つまづきポイント: 「LLM」「トークン」などの用語が出てきましたが、覚える必要はありません。大事なのは「Claude は賢い AI アシスタントで、いろいろなことを手伝ってくれる」ということです。

Claude の製品ファミリー — どこからでも使える

Claude はひとつのアプリではなく、用途や環境に合わせた複数の製品として提供されています。「Claude」という同じ AI の頭脳を、さまざまな形で使えると考えてください。

製品どこで使う?こんな人向け
Claude Web(claude.ai)ブラウザ今すぐ試したい人。インストール不要で一番手軽
Claude DesktopMac / Windows アプリ日常的に使いたい人。PC の画面やファイルと連携できる
Claude モバイルiPhone / Android移動中にも使いたい人。スマホから手軽に質問・指示
Claude Codeターミナル / IDEエンジニア・開発者向け。コードの作成・編集を AI が代行

Claude Web(claude.ai)— まずはここから

ブラウザで claude.ai にアクセスするだけで使えます。アカウントを作れば無料プランですぐに始められます。

主な機能:

  • チャット — 質問や相談をテキストで入力すると、Claude が回答します
  • ファイルのアップロード — PDF や画像を読み込ませて内容を分析してもらえます
  • Artifacts(アーティファクツ) — Claude が作成した文書やコードを、その場でプレビューできる機能です。例: 「会議の議事録をまとめて」と頼むと、整形されたドキュメントがその場で表示され、コピーやダウンロードできます
  • Projects(プロジェクト) — よく使う資料やルールをまとめておき、毎回の会話で自動的に参照させることができます。例: 自社の製品カタログを登録しておけば、「新商品の紹介メールを書いて」と頼むだけで正確な情報に基づいた文章が生成されます
  • Deep Research — 複雑な調査を Claude に任せて、情報を集めてレポートにまとめてもらえます。例: 「国内 SaaS 市場の最新トレンドを調べて」と依頼すると、複数の情報源を横断して調査レポートを作成してくれます
  • Connectors(コネクターズ) — Microsoft 365(Outlook・OneDrive・SharePoint)や Slack、GitHub など 150 以上の外部サービスと連携できます。無料プランでも利用可能で、たとえば「今日届いたメールを要約して」のように、いつも使っているサービスの情報を Claude に直接渡せます

Claude Desktop — PC と深く連携

Mac や Windows にインストールして使うデスクトップアプリです。Web 版と同じチャット機能に加えて、PC との連携が強化されています。

  • Cowork(コワーク)モード — Claude がバックグラウンドで作業を続けてくれる機能です。たとえば「この 30 ページの PDF を要約して」と指示して、自分は別の仕事に取りかかる——そんな使い方ができます
  • 外部サービス連携(MCP) — MCP(Model Context Protocol)という仕組みを使って、Google Drive や Slack などの外部サービスと Claude を接続できます。たとえば Google Drive 上のファイルを Claude に直接読み込ませる、といったことが可能になります

Claude モバイル — いつでもどこでも

iPhone / Android アプリで、外出先でも Claude に相談できます。音声入力にも対応しているので、歩きながらアイデアを整理するといった使い方も可能です。

Claude Code — エンジニアの強力な相棒

ターミナル(コマンドライン)や VS Code などの開発環境で動く、エンジニア向けの AI アシスタントです。自然な言葉で指示するだけで、コードの作成・編集、テストの実行、Git 操作などを自動で行ってくれます。

つまづきポイント: 「エンジニアじゃないけど Claude Code って使えるの?」と思った方。Claude Code はプログラミングの知識が必要なので、まずは Claude WebClaude Desktop から始めるのがおすすめです。このサイトでは非エンジニアの方が Claude Code にチャレンジするための記事も用意しています。

あなたに合った Claude の選び方

「製品がたくさんあって迷う...」という方のために、やりたいこと別におすすめをまとめました。

「まず AI を試してみたい」方

おすすめ: Claude Web(claude.ai)

アカウントを作ってブラウザでアクセスするだけ。インストールも料金も不要です。まずは以下のようなことを試してみましょう。

  • 「来週の会議のアジェンダを作って」
  • 「この文章を敬語に直して」
  • 「○○について簡単に説明して」

事務・バックオフィスの方

おすすめ: Claude Web → Claude Desktop

日々の文書作成、データ整理、メールの下書きに活躍します。慣れてきたら Desktop アプリの Cowork モードで、レポート作成などの大きなタスクを任せてみましょう。

  • 議事録の要約、報告書の作成
  • Excel データの分析・グラフ化
  • マニュアルや手順書の作成

営業・マーケティングの方

おすすめ: Claude Web + Claude モバイル

提案書の作成はデスクの Claude Web で、移動中のアイデア整理はモバイルアプリで。Projects 機能に商品情報や過去の提案書をまとめておくと、一貫性のある資料を素早く作れます。

  • 提案書・企画書のドラフト
  • 競合分析レポートの作成
  • 顧客向けメールの下書き

経営・マネジメント層の方

おすすめ: Claude Web(Deep Research)→ Claude Desktop(Cowork)

市場調査やレポート分析には Deep Research が便利です。大量の情報を Claude がまとめてくれるので、意思決定に集中できます。チーム導入には Team プランがおすすめです。

  • 市場調査・競合分析
  • 財務レポートの読み解き
  • 戦略ドキュメントのレビュー

エンジニア・開発者の方

おすすめ: Claude Code

ターミナルや IDE で直接使える Claude Code が最適です。コードの作成・レビュー・デバッグ・リファクタリングを自然言語で指示できます。Git 操作やテスト実行も任せられます。

  • コードの新規作成・修正
  • バグの調査と修正
  • プルリクエストの作成

料金プランの概要

Claude には用途や使用量に合わせた複数のプランがあります。

注意: 料金は変更される場合があります。最新の情報は Anthropic 公式の料金ページ で確認してください。

プラン月額料金ポイント
Free無料基本機能が使える。まず試すならこれ。メッセージ数に制限あり
Pro$20/月Free の 5 倍の利用量。Claude Code や Cowork も利用可能
Max 5x$100/月Pro の 5 倍の利用量。ヘビーユーザー向け
Max 20x$200/月Pro の 20 倍の利用量。最優先アクセス
Team$25/月〜(1人あたり)チームでの共同利用向け。管理機能・メンバー管理つき(5 人〜)
Enterprise要問い合わせ大規模組織向け。セキュリティ・管理機能が充実

まず無料プランで試して、もっと使いたくなったら Pro プランに切り替えるのがおすすめの流れです。Pro プランなら月額約 3,000 円($20)で、日常業務をカバーできる十分な利用量が確保できます。

つまづきポイント: 「Free プランだとメッセージ上限がすぐ来てしまう」という声をよく聞きます。1 日あたりの利用量に制限があるため、本格的に使うなら Pro プラン以上をおすすめします。

料金プランの詳しい比較は「Claude の料金プラン比較」をご覧ください。

次のステップ — ここから始めよう

あなたの状況に合わせて、次に読む記事を選んでください。

Claude Web を使ってみたい方(全員におすすめ):

Claude Desktop を使ってみたい方:

Claude Code を使ってみたい方(エンジニア向け):

AI への指示のコツを知りたい方:

料金プランを詳しく知りたい方:

もっと知りたい方向け: Claude を支える AI モデル

Claude の「頭脳」にあたる AI モデルについて(クリックで展開)

Claude の AI モデルは、用途に応じて 3 つのクラスがあります。普段は意識する必要はありませんが、知っておくと便利です。

モデル特徴得意なこと
Opus(オーパス)最も高性能複雑な分析、高度な推論、長時間の作業
Sonnet(ソネット)バランス型日常的なタスク全般。速度と性能のバランスが良い
Haiku(ハイク)最速・低コストシンプルな質問、素早い応答が必要な場面

Free プランでは Sonnet が、Pro 以上のプランでは Opus も含めたすべてのモデルが利用できます。通常は Claude が自動的に最適なモデルを選んでくれるので、モデル選びで悩む必要はありません。